ハーレーのホイール選びで失敗しないためのQ&A

ハーレーのホイールは、車両の雰囲気を大きく変えられるカスタムパーツです。

クラシックなスポークホイール、重厚感のあるデザイン、軽快でレーシーな印象のホイール。形や仕上げを見比べているだけでも楽しいです。

ただ、ホイールは「気に入ったデザインと希望サイズを選べばよし」というパーツではないのでハードルが高いよね・・・。っという事が聞こえてきます。
確かにそうですが実際それほど難しく考える必要がなかったりします。

もちろん車種と年式、フロントかリアか、ABSの有無、アクスルやベアリング、ブレーキローター、プーリー、タイヤなど、確認したい項目がいくつかあるのも事実です。

そこで今回は、ハーレー用ホイールを探すときに、どの順番で条件を整理すればよいかをまとめます。

このページで分かること

  • ホイール選びで最初に決めたいこと
  • ホイール径とリム幅を見るときの考え方
  • 年式、モデル、ABSの確認が必要な理由
  • 一緒に確認したいローターやプーリーなどの周辺部品
  • 注文や問い合わせの前に用意したい車両情報

ホイール選びで迷う・心配なポイント

ホイールを選ぶとき、最初に目に入るのはデザインとサイズだと思います。

「このスポークの形がいい」「フロントを大径にしたい」「黒いホイールで足まわりを引き締めたい」といったイメージから探し始めるのは自然なことです。

ところが、実際に注文しようとすると、次のような疑問が出てきます。これをQ&A形式で説明します。

自分の年式とモデルに合うのか
まずざっくりとお答えすると2000年以降のモデルの場合、一部を除きおよそ取り付けできることが多いです。
理由はほとんどのホイールメーカーが受注生産という形を採っているからです。
注文する際に年式やモデルの情報をメーカーへ伝え、ホイールの生産に取り掛かるため、結果的にそのモデルに合うホイールになります。
メーカーは突然の廃盤やサポート打ち切りすることも多くありますが、オーダーする際にこの仕組みがあるので適合しないホイールを注文してしまうことを防ぐことができます。
ABS車 あるいは non-ABS車でも使えるのか
どちらでも心配ないです。
上記にもご案内したようにホイールメーカーはほとんどが受注生産です。
注文の際はモデルの情報(ABSの有無)を伝えてから生産開始になります。
今のブレーキローターやプーリーは流用できるのか
ホイールを生産するメーカーはデザイン、見た目、性能をトータルで満たし揃えるため、ディスクローターやプーリーも同時にリリースしており、純正や他のブランドのディスクローターやプーリーとの併用を想定していない事がほとんどです。
ただ流用できるかどうか?でいえばケースバイケースでチェックポイントは主に2つあります。
1つはローターの内径とハブの受け口が同じサイズかどうか?
もうひとつは5本のローター取り付けボルトの位置があっているか?
前者は同じかほぼ同じのケースがほとんどですが多少の加工や工夫が必要な場合もあります。
後者は既存(純正)のホイールがラグマウントの場合、社外のホイールに取り付けする事ができないです。ハブマウントであれば5本のボルト位置は同じケースがほとんどなので流用することができます。
ベアリングやスペーサーは付属するのか
これもほぼ心配しなくて良いです。ホイールは受注生産がほとんどで車両情報を添えて注文します。
車両情報に沿ったハブ、ハブの内部部品用意され、ほとんどの場合組み付けられてホイールが届きます。
今のタイヤサイズのままでよいのか
基本的にタイヤはホイールサイズで決まります。
ホイールサイズが変更になればタイヤサイズも変更する必要があります。
フェンダーやブレーキまわりに干渉しないか
まず交換するホイールが純正のサイズとまったく同じ場合は心配はないです。
ホイールがカスタムサイズの場合は周辺部位(フェンダーなど)に干渉する可能性が十分にあります。
もし純正フェンダーのままでホイールカスタムを検討されている場合は以下の早見表がある程度参考になると思います。
ハーレーのホイールインチアップにおける許容範囲とタイヤサイズ早見表

ホイールは複数の部品とつながっているパーツです。ただ心配なポイントは案外少ないのがお分かりかと思います。

最初に「何を変えたいか」を決める

まずは、ホイール交換の目的を整理してみましょう。

目的 選ぶときに重視したいこと
車両の雰囲気を変えたい デザイン、色、仕上げ、車体全体の統一感
クラシックに見せたい スポークの本数や形、リムの仕上げ
大径ホイールにしたい タイヤ、フェンダー、車高、プロカスタムショップとの連携
走りの印象も変えたい サイズ、重量、タイヤ選択、車体ディメンション、プロカスタムショップとの連携
傷みや欠品を直したい 純正寸法、年式適合、現在の周辺部品を流用できるか

選ぶ際に目的がはっきりすると、必要以上に候補を広げずにすみますからね。

目的はさまざまと思いますが重視したい事は違いがあるのがわかりますね。特に太字の部分がミソだったりします。

たとえば、純正に近いサイズでデザインだけ変える場合と、大径化を含めて車両全体のスタイルを変える場合では、確認する範囲も予算の考え方も変わります。

ホイール径だけでなくリム幅も確認する

ホイールサイズでは「16インチ」「18インチ」「21インチ」のような直径に目が向きがちです。と同時にリム幅も見ておきましょう。

ホイールの直径と幅は、組み合わせるタイヤと車両側のクリアランスに関ってくる部分です。

サイズを変えるときは、少なくとも次の項目をセットで考えましょう。

項目 チェックポイント・影響
ホイール径 純正サイズorカスタムサイズ
リム幅 特にリアはモデルごとで細かく違いがあります
適合するタイヤサイズ 取り付け予定のホイールにマッチするタイヤサイズ
フェンダーやフォーク、スイングアームとのクリアランス カスタムサイズをチョイスした場合は入念に!
前後の車高や車体姿勢への影響 カスタムサイズをチョイスした場合は純正と比較しどのくらい変わるのか?

純正サイズ以外でカスタムする場合は重要なポイントがいくつかあります。その場合フェンダーなどの車体周りもすべてカスタムしなければならない可能性があるという事です。
ただし純正サイズ以外でもある程度許容できるサイズ変更もあるにはあります。
そこで以下におよその車体への許容範囲がわかる資料があります。
あくまで参考までとしてですが見てみるといいと思います。

ハーレーのホイールインチアップにおける許容範囲とタイヤサイズ早見表

この許容範囲以外のカスタムはトータルでカスタムする可能が出て来る所をしっかり押さえておいてください。
ただ押さえたとしても一般のハーレーライダーは対応ができないところでもあります。なのでプロショップの分野になります。

年式・モデル・取り付け位置を確認する

ハーレー用のパーツは車種名が同じでも年式や仕様で取り付け条件が変わることがあります。

次の情報を正確にチェックしておくのは当たり前のようですが一応さらっておきましょう。

項目 チェックポイント・影響
車種とモデル名 念の為、カタログなどで正式名を見ておく。1文字違いのモデル名などもあるため
年式 車検証に記載の年式だとは限らない。車体番号などでチェックするのが一番です。
フロント用かリア用か 同じサイズでもフロントとリア用は別物です。
現在のホイールサイズ これを知る事でカスタムサイズでどのくらいの差異が発生するのか予測ができます。
ABSの有無 注文する際にしっかり伝える準備をしておく。
現在のブレーキや駆動まわりの仕様 純正なのかカスタムされているのかなどでもよいので把握しておき、ショップへ伝える。

カスタム済みの車両では、年式とモデルだけで判断できないこともあります。以前のオーナーがホイール、フォーク、ブレーキ、スイングアームなどを変更している場合は、現在の実車仕様も確認が必要です。

ローター・プーリーはどうするのか?

ホイールの左右にはブレーキローターやプーリーなどを取り付けなくてはいけません。その際既存のものが使えるかどうか?など気になると思いますが主に確認する周辺部品は次のとおりです。

  • ブレーキローター
  • ローターボルト
  • プーリーまたはスプロケット
  • ホイールベアリング
  • アクスル
  • スペーサー
  • タイヤとチューブ、リムバンド
  • エアバルブ

ホイールによって、ローターの取り付け方式、ハブの仕様、必要なアダプターが異なる場合があります。

あるじゃんのECサイトで扱うホイールにも、特定年式のツーリングモデルで純正ローターを組み合わせる際、専用ハブやアダプターが必要になると案内されている製品があります。

このように、ホイール本体が適合候補でも、周辺部品の組み合わせによって追加パーツが必要になることがあります。

見積もりでは「ホイールだけの価格」ではなく、取り付けに必要な部品一式と作業まで含めて考えると、全体像をつかみやすくなります。

スポークか、キャスト・ビレットか

デザイン面では、構造や仕上げの違いも選ぶ楽しさのひとつです。

スポークホイール

クラシックな雰囲気を作りやすく、スポーク本数やリムの仕上げによって印象が変わります。

一方で、製品によってはチューブの要否やメンテナンス方法が異なります。スポークやリムの状態、防錆を含めた手入れも確認しておきましょう。

キャスト・ビレット系ホイール

スポークとは違う立体的なデザインを選びやすく、色や切削仕上げのバリエーションもあります。

ただし、見た目が似ていても、材質、製造方法、重量、対応サイズ、ハブ構成はブランドや製品ごとに違います。「ビレットだからすべて同じ」と考えず、製品仕様を個別に確認してください。

どちらが正解というものではありません。

車両のスタイル、使い方、手入れのしやすさ、希望サイズ、適合する製品があるかを合わせて選ぶことが大切です。

大径化はホイール以外の変更も想定する

純正に近いサイズから大きくホイール径を変更する場合は、確認範囲が広がります。

  • 最終的なタイヤの外径と幅
  • カスタムフェンダーとのクリアランス
  • フォークやスイングアームとの干渉
  • ブレーキローターやキャリパーとの組み合わせ
  • 車高や車体姿勢
  • ハンドリングへの影響
  • ABS車でメーカーが指定する対応部品

希望する見た目を実現するには、フェンダーやブレーキまわりを含むカスタムがほぼ必須になってきます。

大径ホイールカスタムはまずプロショップへ相談がよいです。このカスタムはプロのノウハウが必須になると思います。
なので当ショップとしては個人、プライベーターには向かないカスタムだと思っています。

注文・問い合わせ前の確認リスト

ホイールについて問い合わせるときは、次の情報を用意しておくと適合確認がしやすくなります。

  • 車種・モデル名
  • 年式
  • ABSの有無
  • フロント用かリア用か
  • 現在のホイールとタイヤのサイズ
  • 現在のブレーキローターとプーリーの仕様
  • 希望するブランド、デザイン、色
  • 希望するホイール径とリム幅
  • 車両が純正状態か、足まわりを変更しているか
  • 現車と現在のホイールまわりの写真

分からない項目があっても、無理に推測する必要はありません。「ここが分からない」と伝え、確認方法を相談しましょう。

関連商品カテゴリから探す

あるじゃんのECサイトでは、スポークホイールや各ブランドのカスタムホイールを確認できます。

デザインを探すときは、まず次のような方向から見てみると候補を整理しやすいです。

フォージド・キャストホイール

スポーク・スポークホイール

ホイール周辺(ホイールベアリング、アクスル、スペーサーなど)

ブレーキローター

プーリー・スプロケット

商品ページに希望サイズが載っていても実車への取り付け可否は別途確認が必要です。

お問い合わせの際は、車種、年式、モデル、ABSの有無、現在の仕様、希望するデザインとサイズをお知らせください。必要な周辺部品を含めて確認しやすくなります。

まとめ

ハーレーのホイール選びでは、デザインとサイズを決めるだけでなく、車両側の条件をそろえて確認することが大切です。

最後に、ポイントをまとめます。

  • まずは見た目、サイズ変更、補修など交換の目的を決める
  • ホイール径とリム幅、タイヤをセットで考える
  •  車種、年式、前後位置、ABSの有無を確認する
  • ベアリング、スペーサー、ローター、プーリーの適合も確認する
  • 大径化ではフェンダーやブレーキを含めて完成形を考える
  • 問い合わせでは現在の実車仕様と希望を具体的に伝える

ホイールカスタムは足まわり全体の組み合わせで成り立つパーツです。

「このデザインを付けたい」という気持ちを出発点にして必要な条件をひとつずつ確認していけば、自分の頭の中も整理されてくるので不安も少なくなってくるはずです。

 

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