カリフォルニア州プロポジション65のお話
アメリカから並行輸入したカスタムパーツのパッケージにこんなシールが貼ってあるのに気が付いた方もおられると思います。黄色の△印でなおかつビックリマークのロゴなので心配になられる方も多いかもしれません。
このシールはカリフォルニア州のプロポジション65という州法の定めによって貼り付けてあるシールです。
法律の名前は日本語では”1986年安全飲料水および有害物質施行法”というらしいです。
この名前からしてバイクと全く関係ないじゃんって思いますよね。
でもバイクの部品はいろんな素材でできていて、塗料やクロームメッキなども言ってみれば化学物質です。
なのでそんな化学物質から引き起こすことが知られている健康被害(がん、先天異常など)やリスクを消費者に向けて暴露、告知してください。という法律なのです。
アメリカの製品や商品はいろんなところで製造されていますが、カリフォルニアを含む全米で販売するためにこのシールを貼っているんです。
バイクの部品だけではありません
なのでバイクのパーツだけが特別に何かの危険があるという意味ではないです。
何かしらリスクのある事が知られている化学物質が含まれているすべての製品が対象です。
日本もそのうち似たような法律ができるんでしょうか?
ただ注意喚起のしるしばかりの世の中はあまり想像したくない気もします。
タバコやお酒のラベルに健康被害のリスクを掲載していますが、今回のプロポジション65も意味的にはそれと同じと思ってもよいかもしれません。
そういえばスマートフォンの電磁波も害があるとかないとか聞いたことがありますが、この場合どうするんでしょうか?電波にラベルは貼れないのでiPhoneのボディーに貼るのかな?
話はそれましたがこのシールが貼ってあっても今まで通りバイクのカスタムを楽しむことができます。
私的にはこのシールが貼ってあるほうがある意味信頼できるかもと思っています。ちゃんとしたメーカーが製造したんだなって気がしますよね。
反対にシールがないと本当に問題がないのか、それともしっかり管理されていないだけなのかそっちの方が心配です。