今回はハンドルのライズについて少し書いてみたいと思います。
普通のハンドルは皆さん大丈夫だと思うのですが、FLH径のバガーバイク用のエイプハンドルの場合ははかり方が重要になります。ライズの部分がくの字になっていますからね。
ハンドルの商品説明やカタログを見ていると寸法が記載されています。がそれがどこからどこまでの事なのかがイマイチな方も多いと思います。
ぶっちゃけ数値が記載してあっても実物はきちきちに正確なものではないのでそれほど気にしなくてもよいのですが、それでも参考程度には把握しておきたいですね。
まずは場所の呼び方の確認から
ハンドルのサイズ計測に使用される部位の用語
まずは用語のおさらい
- END RISE(エンドライズ)とはハンドルの高さのことです。
- WIDTH(全幅)とはハンドルの幅のことです。
- CENTER WIDTH(センター幅)とはハンドルの内々のことです。
- PULLBACK(プルバック)とはハンドルの奥行のことです。
ハンドルのはかり方
ただハンドルといっても普通のハンドルもあればT-BARハンドル(ライザー一体)のもあります。
似ていますが普通のとT-バーの違いを簡単に説明します。
普通のハンドルのはかり方
どこからどこまでなのかドラッグ社の図を見てみてください。
T-BARハンドル(ライザー一体式)のはかり方
FLH径のバガーエイプハンドルの場合
ストリートグライドやエレクトラグライドなどのバッドウイングフェアリングを装着している車輛のエイプハンドルのライズを図るときはすこし注意が必要です。
図を見てもらうとわかりやすいかと思いますが、はかり方によりかなり大きく差がでます。
正しいはかり方はハンドルを実際に車輛に取付する状態の角度に合わせてセットしてから行います。
なので床やテーブルにハンドルを置く場合、あらかじめプルバック分に合わせて寝かせる感じの角度にするとよいです。誰かに持ってもらわないといけないかもです。
ひとりで図るときにバランスがとりずらいので、ついついハンドルを立ててしまうと真ん中の図のようになってしまいます。
また面倒だからといって右端のようにべたにハンドルを床においてからライズの部分を直接計測してしまっても数値は大きく異なります。